ETC開閉バーの開くタイミングを遅らせて、速度が抑制されます。
ETCレーンの安全性向上に向けた通過速度抑制対策を順次NEXCO西日本管内全域で実施されます。
先日、NEXCO中日本では、レーン内の通過速度の各種速度抑制対策が順次全域に展開されることが公表(参考)されましたが、NEXCO西日本でも、実施されます。
ETCレーンを安全に通行できるよう、レーン内の通過速度の各種速度抑制対策を試行実施されていましたが、昨年度、山陽自動車道姫路西料金所で取り組んだETCレーンの開閉バーの挙動を遅らす対策が有効であったため、今年度末までにNEXCO西日本管内の20%の料金所で対策を拡大し、順次全域に展開されることになりました。
これまで、ETCレーンへは時速20km以下に減速して進入し徐行して通行するよう広報されてきましたが、現状はこれを大きく超過する速度で走行している通行車が多く見受けられます。
ETCレーンを時速20kmを超える速度で通行した場合、通信が正常にできなかった場合に開閉バーへ接触の恐れがあります。
また、ETCレーン内での事故の中には複数の車両による追突事故もあり、安全に走行できるようにするため、すべての車両の速度を抑制する必要があります。
【今回導入するETC速度抑制対策の概要】
ETC開閉バーの開信号を送信する車両検知器の反応時間を遅らせレーン内最大通過可能速度が低減されます。
従来、車両検知器を通過し開閉バーが作動するまでの時間は標準で0.5秒以下となっています。今回の対策では、この時間が約1.0秒程度となります。
詳細
ttp://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/h20/1027/