東京湾アクアラインのETC通行料金が、平成26年4月1日より値上げになるかもしれない。

現在、東京湾アクアラインの通行料金は、ETCの利用で普通車800円、軽自動車640円で通行できる。これは平成26年3月31日までの社会実験として実施されているETC割引によるものだ。その他の大型車にも、割引は適用されている。

これにより、千葉、東京、埼玉、神奈川にもたらされた経済波及効果は年間約358億円にも達するそうだ。実際、アウトレットモールなどの大型な出店も相次いでいる。しかし、この東京湾アクアラインETC割引が、延長されずに終了する可能性がでてきた。

問題は財源。現在は年間約15億円の県負担に加え、国が数十億円を支出しているそうだ。県単独で現行料金の継続は財政的に不可能。それでも、森田知事は「普通車800円」を公約に掲げて3月の知事選で再選したばかり。国会議員時代に築いた独自ルートで国へ要望を続けているという。

観光だけではなく、貨物運搬などの利便性、経済波及効果を思えば、どうにかETC割引を続けてもらいたいとは思うが、どうなるか。

ちなみに、通常料金は普通車3,000円、軽自動車2,400円。現在のETC割引が適用される前に実施されていたETCでの通行料金は普通車2,320円、軽自動車1,860円だ。

[参考] ttp://www.sankeibiz.jp/macro/news/130826/mca1308261329015-n1.htm